ハンドルだけじゃなかった!クロスバイクとロードバイクの思わぬ違い
クロスバイクとロードバイクってどこがどうちがうの・・・?
初めてスポーツタイプの自転車に乗ってみようと思ったとき、ロードバイクとクロスバイクでどっちにしようか悩むことって多いんです。
ロードバイクは「ドロップハンドル」みたいに、なんとなくイメージがつくけど、クロスバイクに関してはサッパリわからん!
こんな方も多いのではないでょうか。
そこで、この記事では、スポーツ自転車の初心者さんにもわかりやすくクロスバイクとロードバイクの違いについて詳しくお伝えします。
似てるようで実は別物!クロスバイクとロードバイクの違いとは?
クロスバイクとロードバイクは、ハンドル形状が違うのを除けば見た目はほとんど同じスポーツパイクです。
しかし、中身は全くの別物と言っていいです。
大きな違いは次の4つです。
- ハンドルの形の違い
- タイヤの太さの違い
- 重量の違い
- 値段の違い
それではさっそく見ていきましょう。
それぞれ特徴のあるハンドル形状
クロスバイクとロードバイク、それぞれとても特徴的なハンドル形状ですね。
- クロスバイク = フラットバーハンドル
- ロードバイク = ドロップハンドル
クロスバイクの一直線に伸びたハンドルをフラットバーハンドルと言います。
ママチャリに比べると乗ったときの姿勢が前傾になるハンドルです。
いっぽう、流線型が特徴のロードバイクのハンドルはドロップハンドルと言います。
クロスバイクよりも前傾姿勢が強く、いかにも走りに特化した感じがするハンドル形状です。
そして、この極端なハンドルの形こそがクロスバイクとロードバイクの1番の違いです。
普段からママチャリのハンドルに慣れてると、
なんて乗りにくいハンドルなんだ!と思ってしまうかもしれません。
でも大丈夫。
戸惑うのは最初のうちだけで、慣れればこのハンドルじゃないと逆に違和感を覚えます。
だってその自転車に一番最適に乗れることを目指して作ったハンドルですもの。
タイヤの太さも違いの一つ
タイヤの太さも両者で違います。
- ロードバイク = 細め
- クロスバイク = 太め
ロードバイクのタイヤの太さは25mm前後で、クロスバイクのタイヤの太さは32mm前後です。
タイヤは細いと地面と接する面積が減り、タイヤが転がる際に受ける抵抗が少なくなり、その分タイヤが良く回ってくれてより楽にスピードを出すことができます。
しかし、地面からの衝撃を受けやすくなり、慣れてないと乗りづらい面があります。
逆にタイヤが太いとタイヤの空気量が多くなって、地面から伝わる衝撃をより和らげてくれて、乗り心地が向上します。
その分、スピードが出にくい面があります。
このように細いタイヤも太いタイヤも、それぞれにメリットとデメリットがあるんです。
細いタイヤのロードバイクはスピード重視、太いタイヤのクロスバイクは乗り心地重視、このような分け方ができます。
また、細いタイヤは空気量が少ないため太めのタイヤに比べてパンクの確率が上がります。
なのでより多くの空気を入れるため太めのタイヤに比べて、空気圧がかなり高めに設定されています。
ちなみにママチャリのタイヤが大体35mm位で、スポーツバイクに比べて空気圧もかなり低めです。
スポーツバイクのタイヤを初めて触ってみると、その硬さにびっくりすること間違いないです!
持ってみて初めてわかる重量の違い
ロードバイクとクロスバイクは重量も違ってきます。
- ロードバイク = 8〜10kgくらい
- クロスバイク = 10〜12kgくらい
ちなみにママチャリの重量は16〜20kgほどで、上の2つに比べたら極端に重いのがわかります。
反面、ロードバイクとクロスバイクでは数キロほどの差で、そんなに違いはないように思えます。
だけど、実際に持ってみるとその差は歴然!
たった数キロの違いなのに、なんでこんなに違うの!?
スポーツバイク初心者の人が、
初めてクロスバイクを持ってみてその軽さに驚き、
さらにロードバイクを持って驚く!
こんな感じです。
一般的にスポーツバイクの世界では
軽さ = 良いこと
なんです。
そもそも自転車のエンジンは人力です。
その人力で自転車の重量分を前に運ぶわけですから、軽いほうが力もかからず楽に運ぶことができますよね。
のぼり坂なんか、なおさらです!
なので重量の差が数キロちがうだけで、雲泥の差なんです。
しかし、この重量の差が次にお伝えする価格に大きく関わっているんです。
重量よりも違いがわかる驚きの価格差
クロスバイクとロードバイクでは価格が違います。
しかも結構な価格差!
- クロスバイク = 5〜10万円くらい
- ロードバイク = 10〜100万円超
ロードバイクは値段が高いですが値段の幅も広いですね。
こんなに違うクロスバイクとロードバイクの値段の理由なんですが、先にお伝えした重量の差がとても大きく関わっているんです。
自転車の重量は軽くすればするほど値段も高くなります。
ただし、同じ2kgを軽くする場合、20kgを18kgにするのと10kgを8kgにするのとでは後者のほうが圧倒的にコストがかかり価格も高くなります。
それだけ軽くするのが大変だということです。
ロードバイクのボディにあたるフレームを筆頭に、ハンドル、ホイール、チェーンなどの駆動部分、すべてに置いて軽量なのはもちろん、多機能で高性能な素材を使用しています。
なのでビックリするような価格差になってしまうわけです。
そんな中、クロスバイクは5〜10万円と言いましたが、
40万円とかする超高級クロスバイクもあるんです!
でも、乗ってる人は極端に少ないですけど(笑)
40万円出すんだったら、普通はロードバイク買います(^ ^)
でも一度でいいから40万円の高級クロスバイク乗ってみたいな
あっ! 100万円のロードバイクも^_^
一度でいいから!
さいごに
クロスバイクとロードバイクの4つの違いについてお伝えしました。
- ハンドルの形の違い
- タイヤの太さの違い
- 重量の違い
- 値段の違い
似たもの同士だと思ってたのが実は別物の自転車だった。
そんな感じに思われたのではないでしょうか。
それゆえに、クロスバイクにはクロスバイクの良さが、ロードバイクにはロードバイクの良さがあるということですね♪